アプリケーションの脆弱性はどのように診断し対策するのか?診断の実践をご紹介

 2020.10.29  株式会社ジェイピー・セキュア

Webアプリケーションは脆弱性に対する注意が必要です。ひとたびサイバー攻撃を受けると、企業はもちろん、顧客にも大きな被害が生じる恐れがあります。あらゆるセキュリティリスクを未然に防ぐためには、運営しているWebアプリケーションに存在する脆弱性をきちんと把握し、対策を取る必要があります。本稿では、Webアプリケーションの脆弱性の診断方法や、対策方法についてご紹介します。

Webアプリケーションの脆弱性はなぜ生まれるのか

Webアプリケーションにおいて、不正アクセスなどの原因となる脆弱性は、なぜ生じるのでしょうか?Webアプリケーションに生じる脆弱性の原因を考えてみましょう。

アプリケーションそのものの弱点

Webアプリケーションに脆弱性が生じる原因としてまず考えられるのが、Webアプリケーションそのものに弱点があるケースです。

例えば、Webアプリケーションのプログラムにミスがあれば、想像もしていなかった不具合だけでなく、致命的な脆弱性につながる恐れがあります。

また、当初はWebアプリケーションに問題がなかったとしても、継続的な改良や変更を行った結果として脆弱性が生じてしまうこともあります。このほか、フレームワークなどを使用している環境では、定期的に修正パッチや対策プログラムが配信されているるにもかかわらず、それらの更新を怠っていると既知の脆弱性が放置されたままとなり、サイバー攻撃を許してしまうことにつながります。

Webアプリケーションの設置の問題

Webアプリケーション自体に問題がない場合でも、それらが正しく設置されなければ、脆弱性が生じる危険があります。

例えばWebアプリケーションをインストールするサーバーや、企業が保有するデータや情報コンテンツの管理設定が不十分だと、脆弱性の原因となるのです。また、複数のアプリケーションを連携する際に隙が生じると、第三者が侵入できる経路が作られてしまうため、注意が必要です。

情報漏洩に限らず、サーバー権限の奪取や、管理ページの外部公開、不正なファイルアップロードなどの被害もあり、二次攻撃の標的となるケースもあります。

Webアプリケーションの設置にも、セキュリティリスクへの十分な配慮が必要といえるでしょう。

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Webアプリケーションの脆弱性診断

現在自社が運用しているWebアプリケーションに、脆弱性が存在しているか把握していますか?ここでは、専門家によるWebアプリケーション脆弱性診断の一連の流れをご紹介します。

システム構成の把握

はじめに、運用しているWebアプリケーションの構成を正確に把握する必要があります。Webアプリケーションの仕様書の確認や担当者へのヒアリングをもとに、大まかな構成内容を確認します。

次に、実際に運用しているWebアプリケーションへアクセスし、システム構成をプロの目線から具体的に捉え、診断対象となるポイントを細かくチェックします。

最近では、インターネット経由でシステム構成の把握を実施するリモート診断も行われています。

ツールの実行と手動検査によるチェック

システム構成を把握したら、脆弱性の診断に進みます。

はじめに診断ツールを活用した診断対象への広範囲にわたる診断を行います。設定の不備やセキュリティ対策漏れなど、基本となる技術的問題をチェックし、Webアプリケーションの脆弱性を洗い出します。

次に、ツールの検出結果の整合性を確認するため、セキュリティエンジニアが細部にわたり手動で検査を行います。ツールで発覚した脆弱性に加え、ツールでは検出できなかった診断項目を洗い出すために、攻撃者の観点から手動で確認します。 一つ一つの脆弱性は小さいものであっても、脆弱性が複数存在すれば、大きなセキュリティリスクになりうる恐れがあります。

そのため、あらゆるサイバー攻撃を想定した上で、脆弱性と考えられる問題はすべて拾い上げ、対策を行う必要があります。

ツールと手動の2つの診断方法から、個人で行うよりもきめ細やかな脆弱性診断を行うことができ、より広範囲のセキュリティリスクを回避できることが、専門家に依頼する大きなメリットといえるでしょう。

脆弱性対策の優先順位策定と立案

ツールと手動による2つの脆弱性診断により検出された脆弱性は、ビジネスにどのような被害をもたらす恐れがあるかによって分類されます。

例えば入出力処理に関する脆弱性もあれば、認証に関する脆弱性、セッション管理に関する脆弱性など、その種類は多岐にわたります。

また、検出された脆弱性によって、企業に被害が及ぶのか、顧客に被害が及ぶのか、どのようにして被害が起きるのかなど、被害の種類も異なります。

そのため、効率良くセキュリティリスクを抑えるためにも、脆弱性を分類し、被害が大きいと思われるものから優先的に対策を行う必要があります。

そうして脆弱性対策の優先順位を策定したのち、専門家の観点から、効果的な対策方法の立案へと続きます。

<まとめ>適切な診断とWAFの導入で万全のセキュリティ対策を

Webアプリケーションの脆弱性を把握するためには、診断によって現状を見て把握することが大切です。また、脆弱性を把握したあとは、適切なセキュリティ対策を実施する必要があります。

Webアプリケーションにおけるセキュリティリスクを回避する場合、WAFの導入が効果的です。WAFは、アプリケーションの脆弱性を悪用するさまざまなサイバー攻撃を検出、防御することに特化したセキュリティ製品です。。

JP-Secureが提供するソフトウェア型WAF「SiteGuardシリーズ」では、Webアプリケーションの脆弱性への包括的な対策が可能です。WAFの導入をお考えの方は、ぜひ「SiteGuardシリーズ」の導入を検討してください。

WAFとは~WAF選定・導入のポイントとSiteGuardが選ばれる理由~

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