Webサイトを対象にしたサイバー攻撃の増加により多くの運営者がその危険性を認識していることから、Webサイトのセキュリティを強化するWAF市場が拡大しています。
本稿では、EGセキュアソリューションズ株式会社が提供するホスト型WAF「SiteGuard Server Edition」について、ホスティングサービス等でSiteGuardを活用する場合に便利なディレクティブの設定について紹介します。
ApacheとNginxの設定ファイルで、WAFによる検査のON/OFFやログ出力先の指定など、さまざまな設定が可能です。
SiteGuard Server Editionとは
SiteGuard Server Editionは、ウェブサーバー(Apache/Nginx/IIS)のモジュールとして動作するホスト型のWAFです。攻撃パターンを定義したシグネチャをもとにHTTP/HTTPSのリクエストを検査するシグネチャ検査機能を主としています。
ウェブサーバー上にインストールして利用しますので、各サーバー毎にインストールする必要がありますが、最もシンプルな構成で、専用ハードウェアの設置やネットワークの変更が不要であるという利点があります。
製品詳細:ホスト型WAF「SiteGuard Server Edition」
SiteGuard Server Editionのライセンス
SiteGuard Server Editionは、標準ライセンスの場合、製品をインストールするウェブサーバーのOS数でライセンスをカウントします。そのため、ウェブサーバー上にインストールするServer Editionのライセンスは、必然的にウェブサーバー数とライセンス数がイコールとなります。
大規模ライセンスのほか、クラウド・ホスティング事業者様などでサービス利用を検討されている場合には、サーバー数やユーザー数に応じた特別ライセンスでご提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Apache版とNginx版のディレクティブによる設定
SiteGuard Server EditionのApache版とNginx版では、検査のON/OFFやログ出力先の指定、除外ルールをディレクティブで設定することができます。バーチャルホスト毎に、検査やログ出力の設定をする場合に有効で、それぞれhttpd.conf、nginx.comfで以下の設定が可能です。
- 検査の有効・無効
- 監視モード
- トラステッド・シグネチャの除外
- 接続元IPアドレスによる検査の除外
- ログ出力先の指定
Apache版では、.htaccessファイルで設定することもできます。
ホスティングサービス等で、SiteGuardをサービス利用する場合に、管理者側で設定を制御しながら、ユーザー側でのチューニングを可能にするなど、柔軟な対応が可能となります。
.htaccessファイルで設定できる項目は、以下のとおりです。
- 検査の有効・無効
- トラステッド・シグネチャの除外
- 接続元IPアドレスによる検査の除外
それぞれの設定方法のイメージについては、下記の導入ガイドで紹介しています。
初めての方必見!導入ガイド:ディレクティブによる設定
いかがでしょうか。
SiteGuard Server Editionは、ウェブサーバー(Apache/Nginx/IIS)のモジュールとして動作するホスト型のWAFです。シンプルな製品でありながら、クラウド・ホスティング事業者様のサービスにWAF機能を組み込む際に便利な設定が揃っています。
ディレクティブの設定を活用したSiteGuardの導入、組み込みを検討されている場合は、当社までお気軽にお問い合わせください。
- カテゴリ:
- 製品情報