Webアプリケーションとは何か?ネイティブアプリとの違い、メリットを解説

 2020.08.03  2022.07.04

普段、日常的に利用されているインターネットでは、様々な場面でWebアプリケーション(以降、Webアプリ)が動作しています。しかしながら、実際にそれを目にしたり意識することはほとんどないでしょう。

サイバー攻撃へのセキュリティ対策を講じるためには、Webアプリとは何か、どんなメリットがあるのか、そしてどのような仕組みで動作しているのかをよく理解しておかなければなりません。

本稿では、上記内容に沿ってWebアプリについて解説していきます。

Webアプリとは何か?

Webアプリとは、Webサーバー上で動作するアプリケーションのことを指します。

よく知られているYouTubeやGmail、Zoom、各種SNSなどもWeb上のアプリケーション、サービスとして提供されています。Webアプリという言葉を知らなくても、実は生活の中で多くの人が当たり前のように利用しているのです。

インターネット社会になってから20年以上が経過し、もはやインターネットなしの生活を想像することはできません。インターネットが普及し、通信速度が高速化したことは、多くの人がWebアプリを使えるようになったとも言えます。

WAFとは

WAFとは

Webアプリケーションファイアウォール(WAF:Web Application Firewall)は、ウェブサイトに対するアプリケーションレイヤの攻撃対策に特化したセキュリティ対策です。

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ネイティブアプリとの違いとは?

Webアプリとよく対比されるのがネイティブアプリです。ネイティブアプリとは、App StoreやGoogle Playなどから端末にインストールするアプリケーションのことです。

スマートフォンやタブレットを便利に活用するためのネイティブアプリは、端末にアプリをインストールしないと使用できませんが、その反面Webアプリよりも動作が速いというメリットがあります。

Webアプリのメリットとは?

ネイティブアプリの場合、App StoreやGoogle Playに登録しなければならない上、運営各社の審査に通らなければ配信することができません。その上、リリースの度に審査が発生するのでスケジュール管理が難しく、バグ修正などの対応も遅くなってしまいます。

その点、Webアプリは前述のような審査はなく、ブラウザ上で動作します。ユーザーはブラウザでサイトにアクセスするだけで利用できるため、サービスを提供する側は一元管理により、好きなタイミングでリリースやバージョンアップを行うことができます。これがネイティブアプリと比べてのメリットです。

Webアプリの仕組みとは?

いったい、Webアプリの仕組みはどうなっているのでしょう。その説明には、クライアントとサーバーについて理解する必要があります。

クライアントが「ユーザーが手に触れて見ることのできる領域」であるならば、サーバーは「ユーザーが普段触れることも見ることもない領域」のことで、アプリケーションが実装されている場所を指します。

クライアントでは、Internet ExplorerやFirefox、Chromeなどのブラウザがユーザーとのインタフェースになります。ユーザーはブラウザにWebアプリの名称や場所が定義されたURLを指定し、サーバーへリクエストを送信します。

サーバーでは、Webアプリがリクエストに応じて処理を行い、必要であればデータベースを更新し、その結果をブラウザへ送信します。その後、サーバーから受け取った応答に基づいてブラウザが画面を構成します。

ちなみに、データベースとはデータを蓄積する保存場所で、データを取り出したり、削除したりといった操作が可能です。Webアプリでは、必ずといっていいほど使用されています。

似たような仕組みではありますが、クライアントがHTMLで記述した情報を表示するだけなのに対し、サーバーはユーザーがデータを保存・検索するなど、双方向の通信を実現できる点が大きく異なります。また、Webアプリはインストールやバージョンアップ作業が不要なので、ブラウザからアクセスすれば常に最新バージョンを利用することができます。

クライアントとサーバー間でのやり取り、そしてデータベースの役割を把握することが、Webアプリの仕組みの理解につながります。

まとめ

今回の記事では、Webアプリケーションとは何か?について、以下の観点からご紹介してきました。

  • Webアプリとネイティブアプリの違い
  • Webアプリのメリット
  • Webアプリの仕組み

Webアプリに関する理解が深まったのではないでしょうか。

Webアプリを開発していたり、Web上でサービスを提供している場合は、セキュリティに対する取り組みが重要となります。セキュリティの見直しを検討する場合には、Webサイトのセキュリティレベルを向上させることができるWAFについての理解も深めていきましょう。

WAFとは~WAF選定・導入のポイントとSiteGuardが選ばれる理由~

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シリーズ累計150万サイト超を保護する「SiteGuardシリーズ」が選ばれる理由についても紹介しています。

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